【タイトル 】仁義ストーム
【ハード 】アーケード
【稼動日 】2006/09/20
【ジャンル 】3D対戦格闘
【プレイ状況】稼動初期にちょろっと対戦した程度
●男を殴って女を脱がす!
当時アーケードの3D対戦格闘ゲームといえばバーチャファイターと鉄拳だったが「男を殴って女を脱がす!」という強烈なキャッチフレーズで殴り込みをかけてきたのがこのゲーム『仁義ストーム』である。今のご時勢だと色んなところに怒られそうなキャッチフレーズだ。
●システム周りは割と普通……だが
ゲーム自体は3ボタン+レバーとバーチャ系のスタンダードなゲームシステム。
変わっている所と言えば3D格闘ゲームとしては珍しくほとんどのキャラに飛び道具が実装されている点である。自分が使っていた『シュペリ』はカイザーウェイブのような飛び道具が画面に2つまで出すことをできたのが印象に残っている。
そして、本作の目玉は何と言っても各操作キャラクターには女性キャラが割り当てられており、勝つとキャッチフレーズの通り脱がすことができる!!………ハズだった。
●そんなことしたらJAMMA(※1)に怒られちゃうだろ!!
実際に開発初期やロケテスト時は脱衣機能が組み込まれていた。
しかし、本稼動時には脱衣機能が排除され、ちょっとエロい雰囲気の1枚絵が見れるだけになってしまったのだ。対象年齢18歳以上推奨だったのも全年齢向けに……ガッカリである。
流石に18歳以上推奨のアーケードゲームはまずかったか……実際、2005年末に発売した『ホットギミック 5未来永劫』を最後に成年向けのアーケードゲームはリリースされていないからなぁ(……ハズ)
大量の50円玉を積み上げて脱衣麻雀を遊んでいた身としては残念なことこの上ない。
●いざ稼動!!その結果は……
操作性は良好であまり3D格闘をやっていなかった自分でもサクサク動かすことができる。しかし、操作キャラクターのグラフィックはお世辞にも美しいとはいえない微妙な出来でした。
当時の3D格闘ゲームといえばバーチャや鉄拳はもちろん『キン肉マン マッスルグランプリ』や『超ドラゴンボールZ』『THE BATTLE OF 幽々白書』等キャラクター系も充実していた。脱衣という強みを失ったこのゲームが生き残ることは厳しかったのだろう。
当時ホームにしていたゲーセンにも対戦台が1台稼動していましたが、自分と知り合い以外の人がプレイしている姿はほとんど無く早々に撤去されてしまいました。
麻雀や陣取りゲームのような脱衣ゲームでは1コインクリアがほぼ不可能であるのに対し、格闘ゲームであれば1コインクリアを安定させることがそう難しく無い(一部例外除く)。そのため脱衣要素が残っていれば「1コインで沢山脱がせるゲーム」としてコアなゲーセンに1台は置かれるようなゲームになったんじゃないかなぁと思うと残念でならない。
●色々と惜しいよなぁ
この記事を書くにあたって色々調べ直したところ、どうやら開発会社である「アトラティーバ・ジャパン」は既に倒産してしまっているようです。公式ホームページも閉鎖済み………とはいえ一度世に出たゲームであり動画等はあるようなので興味のある方は検索してみてはいかがでしょうか。
今回の記事はこの辺で失礼。
色々書いてたら遊びたくなってきたので都内で設置されているゲーセン見かけたら教えて頂けると嬉しいです。