雑食オタク三十路☆マヂカ

アニメやゲームの感想やプレイ状況を雑多に投稿します。

【思い出】パワポケダッシュ

【タイトル 】パワポケダッシュ
【ハード  】ゲームボーイアドバンス
【稼動日  】2006/03/23
【ジャンル 】野球バラエティ
【プレイ状況】アルバムコンプ

 

●当時は若く、お金が(ry

 

 前回に引き続き学生、特にゲーセン通いをするような奴はとにかくお金がありません。

 

 地元にあったジャスコのゲーム売り場はたまに大幅な値下げをすることがありました。新春セールだったり、単に売れなかったりと理由は様々だったのでしょうが最新ハードの新品ソフトが500円や1000円で買えるのは大きな魅力でした。

 

 今回紹介するパワポケダッシュも当時500円まで値引きているのを見付けて購入したソフトでした。

 

 

GBA最後の「パワプロクンポケットシリーズ」

 

 KONAMIから発売されている実況パワフルプロ野球ゲームボーイ向けにして発売されたのが「パワプロクンポケットシリーズ(以下パワポケシリーズ)」です。GB→GBA→DSとシリーズ展開されており14が最新作となっています。

 

 このシリーズはストーリーを進めなが選手を育成するサクセスモードがメインとなっています。

 

 デフォルメされたデザインの主人公やキャラとは裏腹にシナリオはナンバリングで差はあるもののハードな展開(※1)になることが多い。それゆえにコアなファンが多く、プレミアとまではいかなくても中古の値段は全体的に高めです。

 

 シリーズのGBA最後のソフトであるパワポケダッシュを安く買うことができたのは本作がシリーズにおける外伝的な位置付けの作品だったからでしょう。

 

 

●カード野球

 

 本作では野球パートがいわゆる従来の野球ゲームではなく「カード野球」で行われます。

 

 詳細は割愛しますがピッチャーとバッターはそれぞれカードを選択し、それに応じた結果で試合が進んでいくというものです。

 

 最初は「こんなのパワポケじゃない‼」と思ったものですが、毎シリーズ後半は理不尽な強さの敵に勝つ必要があり仲間の強化もランダム要素が付きまとうゲーム性を考えると野球パートが苦手な人への救済措置としては良かったのではないかと思います。

 

 実際、私自身も優勝までこぎつけることができたのはパワプロクンポケット4」で1度だけでしたが、本作は簡単に優勝で攻略できるようになりました。

 

 好評だったのか9~12までは「カード野球」が選択できるようになっていたようです。

 

 

●シリーズ初にして唯一の小学生編

 

 パワポケシリーズ」は「高校野球」「プロ野球」「社会人野球」のいずれかが舞台になるのですが今作は主人公が小学生、「少年野球」が舞台となります。低年齢層のユーザを狙った作品だったようです。

 

 しかし、シナリオは従来のシリーズ通り低年齢層向けとは思えない内容。

 

 まず、主人公が小学4年生時点で母親は既に他界父親も頭にホームランボールが直撃、父親を死なせたくなければ5年以内に少年野球大会で優勝するよう野球仙人に告げられる。

 それまで父親は魂をボールに吹き込まれた状態のままとか遊戯王のペガサス島編みたいな流れに……

 

 実は本当の父親が別にいたり、ライバルは生き別れの双子だったりとこれでもかというくらい盛られまくった設定。

 

 おまけに少年野球大会に優勝しても特定の条件(※2)を満たしていないと父親は生き返らないという鬼畜仕様。主人公が前世で何をしたっていうんだ。


 彼女候補も幽霊だったりだったり生き別れの妹だったりと従来シリーズに負けない強力なラインナップ。

 しかもグッドエンドに相当するルートが存在しないキャラが何人かいて、どうやってもラストで離ればなれになってしまう。

 

 ちなみに彼女候補の中には貧乏な家庭の子がおり、優勝できないと母親共々借金取りに連れていかれてしまいます。
 エンディングでは連れていかれた先から近況を手紙で教えてくれるのですが縦読みで「はやくたすけにきて」と書いてあるというブラックさ。


 書いてて思いましたが本作の主人公、歴代シリーズでもトップクラスに酷い境遇なのでは?

 

 あとパワプロクンポケットシリーズ」としては珍しいのですが女性選手が結構出てきます。少年野球って男女混合なの?

 

 

●裏サクセスはダンジョンRPG

 

 2から始まったシリーズ恒例の裏サクセスはまさかのダンジョンRPGRPGは裏サクセスの定番でしたが、よりによって低年齢向けに作った本作でダンジョンRPGとは。

 

 とはいえ難易度は控えめで25階まで下った後、25階分登ればクリアとなります。更に潜ることもできますが自分はやりませんでした。

 

 いつものことですが裏サクセスのエンディングもアルバムに登録されるのでコンプを目指すためにはクリア必須です。

 

 野球ゲームを買ったのにダンジョンRPGのクリアを強いられる。これも「パワポケシリーズ」の醍醐味ですね。

 

 

●外伝とはいえ「パワポケシリーズ」の名を冠するにふさわしい出来

 

 私自身が従来シリーズの野球パートが苦手だったこともあり「カード野球」の本作はかなり楽しめました。

 

 裏サクセスの登場キャラが極端に少ないなどナンバリング作品に比べてボリューム不足感は否めないですが、その分手軽に遊べる作品となり結果的に上手く住み分けができたのではないかと思います。

 

 

 しかし、残念なことにパワポケシリーズ」が話題になる時に本作の話が出ることは滅多にありません。

 

 外伝という微妙な位置付けに加え、発売時期がGBAからDSへ携帯ゲーム機の中心が切り替わっていく時期だったのも影響しているのかとにかく知名度が低い。外伝とナンバリングタイトルならナンバリング買うでしょうしね。

 

 エンディングの縦読みはちょくちょくネットで話題になっていたこともあり、知っている人は多いのですがそれが本作のエンディングであると認識している人は少ないでしょう。

 

 自分も500円で売られているのを見付けなければ、おそらくこのゲームを遊ぶこともなかったと思います。惜しいなぁ。

 

 

 今回の記事はこの辺で。

 3DSではパワポケシリーズ」でなく実況パワフルプロ野球シリーズ」が発売されていることから、残念ながら今後パワポケシリーズ」の続編が出る可能性は低そうです。

 まぁ1作分アルバムを埋めるのにも相当な時間が必要なので既存シリーズだけでも十二分に遊べるんですけどね。

 

 

※1:ライバルが改造される、勝手にサイボーグにされる、彼女が死ぬ・狂う・死ねなくなる等々挙げたらキリが無い
※2:全アルバムの取得、つまり裏サクセス含むすべてのエンディングを見ることでようやく父親を生き返らせることができます。